
信号機を例にすると、従来の電球式の消費電力量は70W。それに対しLEDでは12Wです。 グロースタータ式やラピッドスタート式の蛍光灯と比較しても40~50%削減が可能です。 LEDが省エネといわれるのは、発光成分のほぼ全てが目に見える光で照明としての無駄が少ない事が大きく影響しているからです。 電力の変換効率を見ても発熱してロスが少なく、水銀も未使用です。(LED=最大40%、蛍光灯=25%、白熱電球=10%)
白熱電球の寿命は1,000~2,000時間、蛍光灯は6,000~12,000時間です。それに対してLED=寿命40,000~60,000時間。LEDは圧倒的に長寿命です。 そのため交換に手間のかかる高所等の照明に最適です。
LEDは発光しても発熱しないので、照射面に触れても熱くありません。
ですから熱の問題で従来設置出来なかった場所にも設置可能です。
また、LEDの光には赤外線がほとんど含まれていないのも特徴です。
LED照明の光には、日焼け等の原因となる紫外線がほとんど含まれず、美術品や工芸品等の劣化、色焼け対策にも適しています。
昆虫が光に引き寄せられるのは、光に紫外線が含まれているからです。
LEDは紫外線をほとんど含まないため、
虫が集まりにくく、虫の死骸で器具などが汚れる事も防げます。
LEDが屋外での使用にも適している理由です。
LEDは電気を流すとすぐに発光します。蛍光灯はインバーター等の周辺機器の力が必要なので速度が遅くなります。
また、LEDはスイッチのon/offによる劣化もありません。
(※点滅応答速度=白熱電球の1,000倍)
調光・発色(昼白色~電球色)も変えられる照明も商品化済です。
今後はフルカラー調光も可能になります。様々なニーズに対応できる照明がLEDです。
白熱球・蛍光灯は外部がガラスの為割れやすい、内部構造も衝撃に弱い作りですが、 LEDは衝撃に強く、外周部はシリコン樹脂コーティングの為割れにくくなっています。 さらに、 LEDは寒さに非常に強く、蛍光灯では点灯しない、氷点下でも使用が可能です。マイナス20度でも発光効率が低下しません。 寒冷地の外灯や冷凍室・冷蔵室にも適しています。
LEDには人感センサー付が有り 人が通る時のみ点灯出来ます。 器具を人感センサー付に替えなくても良いので取り付けもしやすいです。
●明るさ
蛍光灯は全体が点灯しますがLEDの場合 点の部分が有るため、見た目若干の暗さを感じます。
●価格
蛍光灯・電球に比べ単価は高くなってしまいます。ですが使用寿命が長い為トータル的には安くなります。
●その他
密閉型器具に使えないタイプがあります。密閉型器具に使用する場合は 密閉型対応商品を使用しなければいけません。
最近仙台市の補助金の話をしてLEDの取付けを勧める業者がいますが、仙台市では業者を対象としたそのような補助金制度はありません。仙台市で行っているのは家庭向けの「家庭向け自立分散型低炭素技術導入支援補助金交付」です。ご注意くださいませ。
「家庭向け自立分散型低炭素技術導入支援補助金交付」の要綱【PDF】はこちらから